2学期FINAL中

試験が2個終わり、ふらりとSpanglerの地下に行ってみた。coopに行くと、聞き覚えのあるあの曲が流れてきた…

http://www.youtube.com/watch?v=GcoA5g-omhU

海を越えたドラえもん。歌はないインスト版だったが、なぜあの曲が、こんな所で。一緒にいた中国人の友人も知ってたようで、2人で「ドラえもんだよ!」「ゲラゲラゲラ」と大笑い。

ここで一つ明らかにしておきたい。ドラえもんは中国語では「机器猫」と書くが、「机」は「機械」の「機」であり、日本語で言う所の机とかテーブルとかの意味は一切無いそうだ。中国人に聞いたから間違いない。要するに、機械仕掛けの猫という事だ。のび太の机から出てきたから「机器猫」みたいな勘違いは、私だけでいい。


さて今学期も授業を振り返ってみたい。

FINANCE2
1の続編。デット、オプションバリューを経て、M&Aのビッドのバリュエーションまで。先生は喋り好きな人でとにかく比喩が大好き。「オプションの価格はブラックショールズだけ使えばいいですか」と聞いただけなのに…

「うん、元々の導入は、二項モデル(日本語ではこれでいいのか?)から入ったけど、あれはそもそもブラックショールズの後にできた物なんだよ!そもそもオプションの価値ってのは、ブラックさんとショールズさんと何とかさんが考えまくりMITの熱力学の教授に聞きまわってやっと導出した物なんだ。で、一度解けた途端、なんだ案外簡単な話じゃないか、という事で分かりやすく説明するために二項モデルができたんだね。意外だけど、二項モデルはブラックショールズの後にできたんだよ!二項モデルがジープならブラックショールズはポルシェみたいなものだね。もっとも、考え方を分かりやすく説明するために二項モデルから入ったけど、試験では簡単に、ブラックショールズ使えばいいからね!」と語る語る。本当にファイナンスが好きなんだなぁ。


BGIE (Business, Government, and the International Economy)
超元気な先生の授業。毎回毎回”All right!!!! Let’s get started!!!”と、それに続く恐怖のコールドコールから始まる。

この先生はHBSで教えるのが大好きみたいで、毎回授業の終わりでは「こういう状況で、あなたたち、未来のリーダーが何をできるのか考えてみて!私はあなた達の力を信じています!」と感動のお話。

授業の展開は大体、ひとつの国(大体問題アリ)をとりあげて
1.その国がどうしてその状況に陥ってるのか
2.今後どうしたらいいのか
を議論する。

後付け理論に過ぎないものの、ケース内のファクトに紐付ければ1.は大体説明できる。産業、教育、金融/財政政策などの均衡状態に過ぎない。

問題は2.だ。教育やFDIなど、国が動かせるレバーは少ない割に、その結果が読め無さ過ぎてカオスだ。しかも先生いわく、「あなた達が、ビジネスを通してできる事は何か考えてみてね!」という事で、余計にコントロールの幅が狭い。そもそも、コースに"Business"と入ってるのに、ビジネスの立場からの議論が少なかった気がする。

授業の主題とはちょっと違うけど、少なくとも2つの国を自由に行き来できる事はリスク軽減の上ですごく有利だなと思った。


LCA (Leadership and Corporate Accountability)
その名前から、LEADみたいなフワフワ授業かと思いきや、結構テクニカル。

先生はなかなか厳しく、ボードの決断について「なぜそう思うのか」「この立場で考えてみたのか」「じゃあどうすれば影響を軽減できるんだ」と矢継ぎ早に質問を繰り出してくるのでみんなタジタジ。そのおかげか、色々と深く考える事ができたと思う。

面白いのは、取り扱ったのは企業の経営者としてどう立ち回るか、というのが主眼にも関わらず、個人の立ち回りに応用が効かせやすい事。世の中には色んな立場から好き勝手な事ばかり言う人たちにあふれているし、想像するより遥かに白黒つけづらい。法律に違反してなきゃいいかと言えばそんな事も無い割に、人の倫理観は根拠が無くて、「どうしてそう行動したの?」と突きつめていくと、倫理的だったはずの行動は割りと簡単に覆されやすい。

もともと、立場が違い過ぎる人が議論するのは公平じゃないと思っている。企業がミスをやらかした時、匿名の消費者が「経営のプロがそんな事も分からないのか!」と、さもエーミールのように勧善懲悪ぶるのは簡単だが、そういうのは「非の打ち所のない悪徳」のやる事だ。それなのにマネジメントは立場上、こういう悪徳の言う事を無視する事すら許されない。こういうのは、フェアではない。

問題は、企業のマネジメント(とか政治家とか、非対称な立場にいる人)が、無謀な正論を言う人達をどうやってコントロールするかだ。

一方、弱者ぶってる集団も、ここらへんの力関係を理解しないと、結局は情報とか力を持ってる組織の意のままになるしか無いのはキャピタリズムの成せる業だ。innocentぶっても誰も助けてくれないってこった。

というわけで割りと勉強になったLCA。


続きはまた今度。
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by chocolamint | 2010-05-16 11:35 | HBS


ハーバードビジネススクールMBA、ボストン生活あれこれ


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